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開放的な接点 発電所にて電力を浪費する(入善町 下山芸術の森 発電所美術館)

2025.10.4 – 2026.3.15 
タムラサトル 開放的な接点 発電所にて電力を浪費する

会期 2025年10月4日(土)- 2026年3月15日(日)
10月4日〜5日は作家がおります。以後の予定は随時お知らせします。
時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(但し、10月13日、11月3日、11月24日、1月12日、2月23日は開館)、10月14日(火曜日)、11月4日(火曜日)、11月25日(火曜日)、12月22日(月曜日)〜1月9日(金曜日)、1月13日(火曜日)、2月12日(木曜日)、2月24日(火曜日)
※念のため、事前に公式ページをご確認の上、ご来場ください。
会場 入善町 下山芸術の森 発電所美術館(富山県下新川郡入善町下山364-1)
観覧料 一般600円、高校・大学生300円、中学生以下無料
※作品保護・お客様の安全確保のため、状況に応じ入場制限を行います。10名以上でお越しの場合は、複数のグループに分かれてのご入場となる場合(一度にご入場できない場合)がございます。
主催等 主催:公益財団法人入善町文化振興財団
後援:北日本新聞社
協力:TEZUKAYAMA GALLERY、MAKI Gallery
助成:公益財団法人花王芸術・科学財団

[企画・展示内容]

このたび入善町下山芸術の森発電所美術館(以下「発電所美術館」)では、開館30周年という記念の年に、栃木県在住の現代美術作家・タムラサトルの個展を開催いたします。

1972年栃木県生まれ、95年筑波大学芸術専門学群総合造形卒業のタムラサトルは、まわるワニや後退するクマ、チェーンや歯車で構成された動き続ける文字や図形といった機械仕掛けの作品や、白熱電球を使ったインスタレーションなどを国内外で発表してきました。回転や移動といった物理的動作とそれに伴う電気的接点のON/OFFを巧みに組み合わせ、目的もなく動き続ける作品は、機械や道具が持つ本来の意味や機能という固定概念から開放されたユーモアを感じさせ、また一方でどこかシニカルな印象を与えてきました。

今回タムラは、元水力発電所である発電所美術館で、これまで展開してきた白熱電球を使用したシリーズの最新作を現地制作で発表します。天井から垂らされた電源ケーブルが振り子のように揺れ、床に敷き詰められた鉄板と接触、火花を散らしながら通電しケーブルの先の白熱電球が点滅する会場全体を使ったインスタレーションは、現代社会で不可欠でありながら普段意識することの少ない電気そのものの存在を強烈に印象付けることでしょう。ダイナミックな光と影の変化と激しいスパークの音で満たされる空間にご期待ください。

タムラサトル展/入善町より)

タムラサトル 開放的な接点 発電所にて電力を浪費する(入善町 下山芸術の森 発電所美術館)
タムラサトル 開放的な接点 発電所にて電力を浪費する(入善町 下山芸術の森 発電所美術館)

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参考作品

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